中国商務部市場秩序司によると、商務部弁公庁はこのほど、「重要製品追跡管理プラットフォーム建設に関するガイドライン(試行)」を発表した。同指針は、以前に実施した食肉・野菜などの重要製品トレーサビリティ(生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階までの流通経路の追跡可能性)システム構築の試行経験を踏まえ、重要製品のトレーサビリティ・システム構築を本格的に推進するものだ。重要製品とは、食用農産物・食品・医薬品・主要農業生産財・特殊設備・危険物・希土類製品などを指す。
重要製品の追跡管理プラットフォームは、製品の品質と安全性のカギとなるコントロールポイントを動的に監視し、異常時の自動警告機能をサポートする。また、品質および安全データを統計的に分析し、その内容は品質と安全性のコントロールポイントのデータ送信量や基準到達率・品質安全事前警告統計なども含まれるが、これに限定されるものではない。
ガイドラインでは、重要製品トレーサビリティ・システムはクラス別の監視・評価を実施すると規定されている。省クラスのプラットフォームが完成すれば、58の食肉・野菜トレーサビリティモデル都市と18の漢方製剤トレーサビリティモデル省・市の食肉・野菜・漢方製剤追跡管理プラットフォームなどが、省クラスの重要製品追跡管理プラットフォームと連動する予定だ。