中国銀行業協会はこのほど、「中国銀行業発展レポート(2018)」を発表した。「レポート」は、2017年の中国銀行業全体の経営環境が改善に向かい、経営が安定し、発展トレンドが上向いたとの見解を示した。
銀行業の資産・負債の規模は持続的に増え、増益率も大幅に回復した。商業銀行の2017年純利益は計1兆7477億元で、前年に比べ6%増加した。銀行業の資産の質も安定している。2017年末時点で、商業銀行の不良債権残高は1兆7100億元となり、不良債権比率は1.74%と、5四半期連続で1.74%の水準を保った。
「レポート」によると、商業銀行の利ざやは2017年第2四半期から3四半期連続で回復し、第1四半期の2.03%が、第4四半期には2.10%に上がり、銀行業の業績改善につながった。