留学経験教授の王大為氏「祖国発展の観衆にはならない」

留学経験教授の王大為氏「祖国発展の観衆にはならない」。

タグ:留学 改革開放

発信時間:2018-07-11 14:37:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 40年前、改革開放が中国の基本国策になった。対外開放の一部として、中国の留学事業は40年間発展し続け、留学者数は10万倍に増加した。1978年末、中国は米国に第1陣の52人の留学生を派遣。2017年末時点で、約520万人の中国人学生が海外留学している。彼らは40年間の改革開放において重要な役割を果たし、海外で学んだ知識を生かして祖国のために力を尽くし、中国と世界の交流の架け橋となった。また、世界の視点で中国の発展を観察し、40年来の祖国の成果を見届けてきた。王大為さんもその1人である。

 

 王大為さんはハルビン工業大学交通学院の教授で、ドイツのアーヘン工科大学の講師、北京市特約専門家でもある。王大為さんは清華大学土木工程学院の本科を卒業後、2003年にアーヘン工科大学に行き交通工学を研究した。当時、中国は20年以上の改革開放を経験し、各分野は長期的な発展を遂げていたが、先進国と比べるとまだ差があった。「知識と視野を広げ、先進技術と経験を学びたい」という思いから、王大為さんは留学を決意した。これは中国の留学生の代表的な考えでもある。

 

 大学教員の王大為さんは多くの中国人留学生と交流してきた。彼は自身の留学経験も合わせ、十数年の「海外留学」における現象の変化について語った。21世紀初め、留学は彼らの世代にとって努力しないと叶わない夢だった。しかし現在、留学は若者の生活の一部になり、「必修科目」のようにもなっている。王大為さんは、「初めてドイツに行った時は新しい世界に入ったような感覚で、何もかもが新鮮だった。中国の発展に伴い、国内外の差は縮まり、多くの分野で中国が世界トップに立つほどになった。現在の留学生は自身があり、同じ目線、さらには上から自分の留学先の国を見つめている」と話す。

 

 帰国したきっかけについて、王大為さんは「留学帰国者には発展のチャンスがあり、待遇も海外に残ることと比べて悪くない」と述べた。王大為さんはドイツで教授というポストを獲得したが、やはり帰国を選択した。彼は、「ドイツには世界最大規模の制限速度のない高速道路網があり、ドイツの工業生産レベル及び質の保証を表している。ドイツの高速道路総距離は1万2000キロメートルで、ここ数十年は新たに建設せず、主にメンテナンスをしている。中国は高速道路の急速な建設時期にあるため、建設とメンテナンスをともに重視する必要がある。これは同分野の研究者にチャンスを与えた。勢いのある中国において、多くの新しい技術、材料、設備、考え方には応用と発展の余地がある。同分野でドイツは今後長期にわたり中国の手本になるだろう。ドイツの技術、商品、考え方、設備が中国でうまく応用されるかもしれない」と話した。





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