中国養老サービス産業、新政策を迎える

中国養老サービス産業、新政策を迎える。

タグ:中国養老サービス産業

発信時間:2018-07-11 11:46:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ペースを上げ到来する高齢化社会に対応し、経済の新たな動力を掘り起こすため、中国政府の関連部門は専門的なリサーチとシンポジウムを集中的に展開している。養老サービス産業は、新たな政策による後押しを受ける可能性がある。これには行政手続き及び批准のさらなる簡略化、民間資本の養老市場への進出加速の奨励、民間による公的養老施設の改革への参与の奨励などが含まれる。また財政支援策を整え、投融資ルートを拡張し、養老サービス関連計画、都市部・農村部計画、土地利用全体計画などと連動させる。養老サービス産業が直面している、資金調達が困難で、土地使用が困難で、発展が困難という問題の解消に力を入れる。


 国家発展改革委員会が先ほど発表した「2017年中国住民消費発展報告」によると、2017年の60歳以上の高齢者の人口は、総人口の17.3%を占める2億4000万人以上にのぼる。2020年には17.8%前後の2億5500万人前後に達する。中国は今世紀中頃には高齢化の本格的な段階を迎え、高齢者の数が4億8000万人前後に達する見通しだ。


 大規模な高齢者消費層は、養老サービスが今後一定期間に渡り、力強く成長することを意味する。ところが中国の養老サービス市場については、発展の不均衡・不十分という問題が顕著だ。国家発展改革委員会社会発展研究所の関博副研究員は、経済参考報のインタビューに応じた際に「まず養老サービスは資源構造の不均衡が目立つ。次にサービス供給構造と社会の期待・需要の間に明らかな食い違いがある。一部の高品質施設は入居が困難であるが、養老施設の入居率は低い水準を維持している」と指摘した。

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