中国商務部、外交部、国家発展改革委員会(発改委)など20の政府部門はこのほど、「輸入拡大による対外貿易の均衡ある発展促進に関する意見」(以下、「意見」)を連名で発表し、輸出の国際市場シェア安定をベースに、輸入の消費底上げ・構造調整・経済発展・開放拡大に対する重要な役割を充分に発揮させ、輸出入の均衡ある発展を推し進めると提起した。
この重要文書は主に、6月13日の国務院常務会議で提起された要求を実行するものだ。アナリストによると、20の政府部門が連名で輸入拡大に向けた意見を提起することは非常に珍しく、今後は各下級機関が続々と具体的措置を打ち出す可能性がある。
「意見」は、◇輸入構造の改善と生産・消費の高度化促進、◇国際市場での配置の見直し、◇複数チャネルを通じた促進作用の発揮、◇貿易の自由化・円滑化に向けた条件改善など4つの方面から、輸入拡大と対外貿易の均衡ある発展促進に向け16項目の政策措置を提起した。