国際市場での配置の見直しについて「意見」は、「一帯一路」国際協力を強化し、多国間・二国間の経済貿易協力メカニズムを活用、「一帯一路」関連国家を重点に輸入元を開拓すると明らかにした。自由貿易区戦略の実施を加速し、関連する国と地域の自由貿易区との交渉を積極的に推進、周辺地域との関係を軸に「一帯一路」に放射状に広がるグローバルなハイレベル自由貿易区ネットワークの構築を急ぐ。また、後発開発途上国(LDC)からの貨物・サービスの輸入については優遇措置を適用する。
張寧氏はこれについて、「中国が今後、市場多様化戦略を強化し、輸出市場がいくつかの先進国と地域に過度に集中する状況を転換させれば、輸出入の市場シェアの分布がより均衡し、多様な地域に広がることになる」と分析する。
張寧氏によると、今後は関連部門が具体的な政策を打ち出し実施される見通しだ。例えば、「人々の生活と密接に関わる日用消費財や医薬品およびリハビリ・介護設備などの輸入を支援」するために、細則で具体的な品目や減税幅などが明らかにされるはずだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月10日