国家税務総局の統計では、2018年上半期の戦略的新興産業の税収は比較的速いペースで増加した。うち、ソフトウエアとIT産業の税収は2016年から9四半期連続で30%を超える伸びとなったのに続き、今期も29.3%増加した。科学研究・技術サービス業の税収は26.5%増加、うち研究・臨床試験とその発展に関するサービス業の税収は19.6%増加し、基礎研究産業の急速な発展が明らかになった。
卞永祖氏は、ソフトウエアとIT産業を含む戦略的新興産業の税収がハイペースで伸びた背景には多くの要因があると指摘する。経済構造の転換と高度化が進むなか、政府は多くの支援政策を打ち出し、多くの企業がハイテク企業へのモデル転換と発展を進めた。これにより企業の関連資産のスピンオフが進み、ハイテク企業の数が増加、同時に市場の需要も拡大したため、産業全体の規模が拡大し、間接的に産業全体の税収増につながった、と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月19日