補助金新政策の実施に伴い、中国の純電動自動車市場は構造が大きく変化した。北汽新能源は、今年1-5月にかけて国内純電動乗用車市場ランキングの第1位を保っていたが、6月になると、単月販売台数トップ10に小型SUV1車種が第5位にランキングするのみで、昨年の販売台数トップだったECの販売台数がわずか3台にとどまった。
一方、上汽集団の栄威Ei5が6月の純電動自動車販売台数第1位となった。消費者にとっては、ニーズをより満足させる長距離走行型が次第に選択肢となり始めている。
中国自動車協会が最近発表した上半期の自動車生産・販売台数によると、1-6月の自動車生産台数と販売台数はそれぞれ1405万8千台、1406万6千台だった。うち新エネルギー車は引き続き高い伸びを保ち、6月の新エネルギー車生産台数と販売台数がそれぞれ8万6千台、8万4千台で、1-6月の累計が41万3千台、41万2千台に上り、上半期のパフォーマンスがここ数年の水準を大きく上回った。