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中国政府の積極的な財政政策、不透明な市場に確実性を注入。
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2018年上半期の中国の経済統計がこのほど相次いで発表された。中国財政部が発表した当期の財政収支で、全国一般公共予算収入は前年同期比10.6％増の10兆4331億元、一般公共予算支出は同7.8％増の11兆1592億元だった。
財政部国庫司の責任者である婁洪氏は、「上半期の全国財政収入は安定的で比較的速い成長ペースを維持したが、主に経済の安定成長が財政収入増加のファンダメンタルズを支えた。工業製品価格が比較的高い水準で推移したことも財政収入増加を後押しし、新たな原動力・新たな産業の発展なども財政収入増加の基盤となる税収源を開拓した」と述べた。
統計によると、上半期の中国のGDPは41兆8961億元で、前年同期比で6.8％増加した。国家統計局の毛盛勇・報道官は、「今年上半期は経済運営が安定の中で改善に向かう傾向が持続し、経済が質の高い発展に向かう良好な態勢が整った」とし、「このような成果は、外部環境の不透明感が増し、国内の構造調整・モデル転換と高度化が着実に推進されるなかで実現できたもので、容易なことではないと言うべきだ」と指摘した。
婁洪氏は、「国際的な貿易環境の不確実性が増し、減税・費用徴収削減政策の多くが下半期に実施される予定を踏まえると、下半期は財政収入の伸びがやや鈍化する見通しだ。しかし全体的にみると、財政収入は安定的に推移する見通しで、年間目標は実現できる見込みだ」と述べた。
様々な不確実性に直面するなか、市場は「安心材料」を求めており、確実性や良好な見通しを必要としている。中国財政科学研究院の劉尚希・院長は、「積極的な財政政策は、市場運営に確実性を注入し、実体経済や仮想経済の内部および両者の間の不確実性を軽減させる。その一方で、社会運営に確実性を注入し、消費や雇用、社会心理の不確実性を低下させ、民生を保障し、民心を安定させる」と述べた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年7月18日
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