17日までA株上場企業2381社が業績予想を発表し、66%(1578社)が上半期の収益増を見込んだ。専門家は、上場企業の中間報告で純利益が引き続き2桁台の成長を維持したが、これは中国経済の「靭性」がさらに強くなったことを意味し、中国経済が引き続き安定しつつ好転することを示している。
上場企業の収益力が強化
Wind資訊の統計データによると、2017年の中国A株上場企業の純利益は前年比18.04%増で、2014年ぶりの最高水準になった。うち上海上場企業の純利益は18.55%増の2兆6200億元。
2018年上半期に、上海・深セン上場企業の業績が、安定成長を維持した。
A株上場企業全体の純利益は第1四半期に2桁台の成長率を維持し、15%に達した。アナリストは「第2四半期のA株上場企業全体の業績成長率は、第1四半期より小幅上昇する」と予想した。
17日までに上海上場企業231社が業績予想を発表しており、うち149社が業績成長を予想した。業績予想を発表している深セン上場企業1896社は、純利益を2438億元から2990億元と見積もっており、前年同期比で10.49%から35.51%の成長率となる。
新時代証券の潘向東チーフエコノミストは、中国新聞網の記者に「一定規模以上の工業企業の利益成長率、国有企業の利益成長率と結びつけると、第2四半期のA株上場企業の全体的な純利益成長率は16−20%になる」と述べた。
全国の一定規模以上の工業企業の1−5月の利益総額は、前年同期比16.5%増の2兆7300億元。一定規模以上の工業企業の主業務の利益率は6.36%で、前年同期より0.35ポイント増。
うち国有持株企業の利益総額は28.7%増の8103億5000万元、株式制企業は20.6%増の1兆9100億元。
中国の上半期の貨物貿易額は前年同期比7.9%増の14兆1200億元で、うち輸出は4.9%増。