中国でネット通販の競争が激化、消費者の移ろいやすい心を争奪

中国でネット通販の競争が激化、消費者の移ろいやすい心を争奪。

タグ:ネット通販 競争

発信時間:2018-07-29 09:15:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ネット通販の京東商城で豪州産の牛肉を購入したが不安だという消費者は、サプライチェーン全体のすべての部分の情報を調べられるようになった。この革新から、安かろう悪かろうとされていた中国のネット通販が新たな方法によって、こだわりが強く高級志向になった中国人消費者の好みに合わせようとしていることが分かる。中国のネット通販サイトは激しい競争を展開している。ネット通販市場のシェア拡大の競争が展開されるなか、製品への信頼と信頼できる配送が重要な強みになっている。


 食品汚染のスキャンダルと、一時猛威を振るった偽物は、消費者の信頼を損ねた。西側の人々がブランドを尊ぶのとは異なり、中国人消費者は影響を持つ第3者からの推薦を信頼しやすい。多くの消費者から信頼されるため、大小さまざまなネット通販サイトはオピニオンリーダーに協力を求めている。彼らは多くの新メディアで、新たな消費者を集める。ネット通販サイトが彼らに与えるギャラは高額で、1分足らずの宣伝で十万ドルにのぼる。マッキンゼー・アンド・カンパニーのシニアパートナーである沢沛達氏は「中国人消費者はどの商品やサービスを購入する際にも、最も売れ行きの良い物を選ぶ」と話した。


 短編動画アプリは、消費者と直接交流するツールをもたらした。中国には200以上の短編動画アプリがある。これらのアプリは今後、力強い小売の力になり、タオバオや京東商城などのネット通販大手から注文を奪う可能性がある。各サイトはこの流れに注意しており、売り手と買い手の意義ある交流の条件を整えるため巨額の投資をしている。


 アリババは昨年、実店舗に大々的な投資を行った。京東商城は異なる戦略を選んでいる。取り組みの重心をネット通販体験の最後の一歩に置き、イケメン配達員を採用している。



 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月29日

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