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中国の大市場、世界の大チャンス。
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複雑極まりない世界経済情勢を迎えながらも、中国経済は今年以降も安定しつつ好転の流れを維持している。経済構造の改善・アップグレードが続き、内需と消費が経済成長を駆動している。このほど取材に応じた海外観測筋は、中国の改革開放の推進により、中国経済のモデルチェンジ効果が絶えず顕在化され、内的動力が日増しに強化されていると特に言及した。拡大とアップグレードを続ける中国市場は、世界の発展のチャンス、動力の源泉になっている。
消費が経済成長の動力に
アジア開発銀行（ADB）は先ほど発表した報告書の中で、今年と来年の中国経済は予想通り、安定成長を維持するとした。ADBは、中国政府が国内の消費促進に力を入れ、経済のバランスの取れた成長を実現すると判断した。
経済協力開発機構（OECD）中国経済政策研究室長は、新華社のインタビューに応じた際に「中国経済の最大の見所は、消費の安定成長維持による経済支援効果だ。中国は徐々に消費中心の経済構造にモデルチェンジしている。中国経済の世界経済成長への寄与度は近年、約3分の1に達している。中国はより開放的な政策を推進しており、世界各国に新たな市場とチャンスを提供し続ける」と述べた。
開放と協力で保護主義に対応
関係者らは、保護貿易主義が近年台頭の勢いを見せているが、中国市場は依然として共有と開放の扉を大きく開き、貿易パートナーとの経済・貿易協力を掘り下げ、世界経済の安定成長を力強く促していることに留意している。
インド開発途上国研究情報システムセンターの顧問は「米国の保護貿易主義は世界経済の安定成長を脅かしている。リスクを解消するため、EUとアジアは市場開放を急いでいる。中国も各国との自由貿易交渉を推進し掘り下げており、地域的な経済協力関係の発展と経済一体化を促している」と述べた。
エジプト『アル＝アハラーム』紙副編集長は「中国経済は近年、モデルチェンジとアップグレードを始めており、中国の貿易パートナー多元化の兆しが見え始めている。中国と発展途上国の経済・貿易・投資協力は、現地の製造業水準と国民の生活水準を高めた。中国の人口は13億人以上で、巨大な消費・投資市場が世界のチャンスを育んでいる」と指摘した。
中国市場の潜在力、想像力を掻き立てる
オーストラリア国立大学Crawford School of Public Policyの宋立剛教授（経済学）は「中国の人口と中所得層の規模は、中国が巨大な市場であることを意味している。中国市場のさらなる開放に伴い、世界の商品とサービスが中国に輸入される。中国も世界経済の発展をけん引する。これは双方向のウィンウィンの選択だ」と述べた。
中銀国際環球商品（英国）市場戦略担当者の傅暁氏は「中国は世界の5分の1弱の人口を持つ、世界で最も成長著しい、最も高い潜在力を秘めた消費市場だ。年末にも中国の小売市場の規模は、初めて米国を上回る可能性がある」と判断した。
中国の金融市場も、海外投資家の注目を集めている。ゴールドマン・サックスのアジア太平洋地域事業株式ストラテジストは「時価総額を見ると、中国はすでに米国に次ぐ世界2位の株式市場になっている。中国A株がMSCIエマージング指数に組み入れられたことは、中国の株式市場が世界に占める比率が高まったことを意味する。一部のインデックスファンドは中国の資産の比率を高めるが、これは世界の投資家から重視されている」と指摘した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年7月29日
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