貿易摩擦と国際為替市場の変化などの影響を受け、為替市場に周期的な変動の兆しが出ている。米ドルの対人民元レート中間値は高騰を続け、3カ月の伸び幅が4000ポイント以上に達している。中央銀行は公告の中で、この調整はマクロ金融リスクの防止、金融機関の穏健な経営の促進、マクロプルーデンス管理を目的とするとした。
中央銀行は「引き続き為替市場の観測を強化し、情勢に応じて必要な措置を講じ反循環調整を行い、為替市場の安定的な運行を維持し、人民元レートが合理的かつバランスの取れた水準でほぼ安定を維持できるようにする」と表明した。
人民元レートは今年に入り、市場の供給を基礎とし上下に変動しており、柔軟性が強化されている。市場の予想はほぼ安定しており、越境資本流動と外貨供給もバランスを維持している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月9日