米貿易公聴会初日は反対の嵐 企業:中国以外の業者を見つけるのは困難

米貿易公聴会初日は反対の嵐 企業:中国以外の業者を見つけるのは困難。

タグ:米貿易公聴会 貿易戦

発信時間:2018-08-22 16:44:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米メディアによると、米国は約6000品目、価値2000億ドルの中国輸入商品から10%または25%の関税を徴収し、電話、コンピュータ部品、スーツケースなどの消費財も範囲に盛り込むことを検討している。関税政策に関する会期6日の公聴会が20日に始まり、企業と業界団体の関係者360人が関税の各業界への影響を証言する予定。


 『ワシントンポスト』は「中国との貿易戦に伴い、企業が次々と関税減免を要求」という見出しで、中国との対抗により経済的影響が拡大し、反対者は大統領による追加徴税措置に反対していると伝えた。今回の公聴会ではスポーツ用品、ろうそく、靴、半導体のメーカーなどが関連の輸入商品を関税徴収リストから除外するよう求め、トランプ氏の行動に対し1300件の証言を提出した。


 米国企業の徴税案に対する鋭い批判だけでなく、中国製に対する称賛の声も上がっている。『南華早報』が、最初に証言したかばん、繊維・アパレル業の関係者は、中国人労働者の技術を称賛したと伝えた。パイロット用スーツケースを生産する企業のローズ・ビショップ社長は、中国の労働者について「作業が本当に得意。ふさわしい工場を見つけることができれば、彼らはまさに芸術家だと感じる」と評価した。皮革企業の社長は中国人労働者の技術について、「(他の国と)比べ物にならない。労働チームを作るとしたら、1位、2位、3位、4位、5位は全て中国人。他の地域はない」と称賛した。


 米国婚礼・舞踏会業界団体のスティーブン会長は、「本当に課税するなら、米国でウェディングドレスとパーティードレスを生産できなくなる。この仕事をしたがる人はいない。パールを手でつけられる人も見つからない」と話した。


 『ニューヨークタイムズ』によると、公聴会参加者は、「中国以外の供給業者からその商品を見つけることは困難で、米国も商品に必要なそれらの材料を生産できず、グローバルサプライチェーンの台頭により多くの製造業が生産を米国以外に移し、企業は中国など海外の材料に頼るしかなくなっている」と主張した。ある帽子会社のジム・ダイ副総裁は、「米国が帽子の生産力を再建するのに10年以上かかる。これらの施設は何年も前に閉鎖された。トランプ大統領の徴税計画が進めば、マサチューセッツ州の労働者をリストラすることになる」と述べた。米スポーツ・フィットネス協会のコフ氏は、「中国は私たち業界のサプライチェーンにおいて代わりのきかない重要な存在であり、製造業を他の国に移しても解決できない」と話した。


 以前の状況を見ると、米国は公聴会の2〜3週間後に追加徴税を決定している。『ウォールストリートジャーナル』は、これらの公聴会は企業にとって自身の現状を伝える機会になったが、米政府の決定にどれほど影響するかはわからないと論じた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月22日

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