中国アフリカ協力フォーラムが発足した2000年以降、国際情勢には深刻な変化が生じた。このところ、国際政治・経済における中国とアフリカの地位は大幅に高まった。現在世界は過去100年間なかった大きな情勢の変動を迎えている。中国とアフリカは過去を見定め、未来を展望している。中国アフリカ協力フォーラム北京サミットが9月3、4両日に開催される。2006年の北京サミットと2015年のヨハネスブルグサミットに続き、中国アフリカ友好の大家族が再び一堂に会する。中国にとっては今年最大規模で、外国の首脳が最も多く出席するホームグラウンド外交でもある。今回のサミットは必ずや新たな歴史を創造する。(文:王洪一・中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所副研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
フォーラムはグレードを高めた。21世紀初め、共同で困難な情勢に対処し、輝かしい未来を迎えるため、中国アフリカ協力フォーラムが発足した。当初は事務的フォーラムだったが、今日では戦略的フォーラムとなっている。以前は地域的フォーラムだったが、今日ではグローバルなフォーラムだ。今年の北京サミットには、アフリカの多くの国々の首脳とアフリカ連合(AU)委員会委員長が出席し、国連事務総長が来賓として、27の国際・アフリカ地域組織がオブザーバーとして関連行事に出席する。現在、一国主義、保護主義、貿易覇権主義を大々的に推し進めている国がある。中国とアフリカの首脳は遠い将来を見通して、中国アフリカ協力フォーラムのグレードを高め、中国アフリカ関係の戦略的重要性を示した。
フォーラムは効果を高めた。アフリカ大陸は経済規模が限られ、中国は依然途上国ではあるが、中国アフリカ協力には巨大な効果があり、国際構造の変化に影響を与える巨大な原動力だ。長年アフリカ経済の成長曲線は中国の台頭に伴い脈動し、アフリカのインフラ整備資金の大半は中国から来ている。中国の国際請負工事の4分の1はアフリカで行われ、中国国民の自動車ガソリンタンク中5分の1はアフリカから来ている。北京サミットの成功によって、中国とアフリカの団結・協力の強大な生命力が再び示され、途上国全体の発展という良い勢いが促進され、平和的発展を促進する国際社会の正義の力が集められると信じる。