長者番付「胡潤百富榜」が発表、アリババ会長が首位に返り咲き

長者番付「胡潤百富榜」が発表、アリババ会長が首位に返り咲き。

タグ:胡潤百富榜 馬雲

発信時間:2018-10-11 15:36:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 胡潤研究院は10日、今年の長者番付「胡潤百富榜」を発表した。馬雲氏と家族の資産総額が700億元増加し、2700億元により4年ぶりに中国一の富豪に返り咲いた。昨年首位だった許家印氏は400億元減少し、2500億元で2位に順位を落とした。馬化騰氏も100億元減らし、2400億元で3位になった。


 ランキング全体を見ると、2018年の入選者の6割の主要資産が、製造業、不動産業、金融投資、ITという4大業界から得られた。うち製造業は依然として入選者の最も主要な資産源だが、その人数が全体に占める比率は昨年の27.9%から26.1%に低下した。不動産は2位をキープし、14.6%から14.9%に上げた。金融投資はITを抜き3位で、10.9%から11.6%に上げた。4位のITは11.8%から10.3%に低下。


 近年のランキングと合わせて見ると、2015−18年に製造業、不動産業、ITの入選者が全体に占める比率は変動することもあるが、それほど大きな変動はない。また金融投資の入選者数は、全体的に見て増加傾向を示している。


 具体的に見ていくと、金融・投資業界の入選者は2015年の段階では9.1%だったが、2016年には10.8%、2017年には10.9%、2018年には11.6%に上昇し、IT業界を上回った。


 胡潤氏は「2015年は専門的な投資の元年で、3年に渡り同分野の入選者が増加した。IT業界はすでに統合されており、大企業が小企業を食うのが必然的になっている」と指摘した。


 ランキングのデータを見ると、今年は881人の経営者が資産拡大を実現し、うち219人がニューフェイス。業界別に見ると、TMT業界から多くのニューフェイスが出た。拼多多の黄崢氏、寧徳時代の曾毓群氏などが新人の中の「ブラックホース」になった。


 新たに上場した企業、拼多多の黄氏は950億元で初入選し、一挙に15位につけた。別の新たに上場したリチウム電池大手の寧徳時代の曾氏(50)も、400億元で新たに入選した。寧徳時代の上場により、新たに7人の入選者が生まれた。


 今年の入選者にはさらにブラックホースが現れた。海底撈の張勇、舒萍夫妻だ。海底撈がさきほど上場し、両氏の資産が10倍に膨れ上がった。


 胡氏は「新経済が創る新チャンス、特にプロの投資家の後押しにより、多くのユニコーンとスーパーユニコーンが生まれている。拼多多の黄氏は、資産総額が史上最も早く1000億元に達した経営者だ」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月11日

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