外国人に愛される上海、「魔都」の魅力に迫る

外国人に愛される上海、「魔都」の魅力に迫る。

タグ:上海 外国人 輸入博覧会

発信時間:2018-10-19 14:58:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国家外国専家局による「魅力的な中国ー外国人にとって最も魅力的な中国の都市」審査活動で、上海が6年連続で首位になった。「魔都」には外国人に愛される、どのような魔力があるのだろうか。


 魔都の持つ魔力


 上海市外国専家局のデータによると、上海市で勤務・創業中の留学帰国者数は15万人以上で、全国トップ水準になっている。上海市で勤務する外国人は21万5000人で、全国の23.7%を占め首位になっている。


 「中華まんを買うのに列を作れる」「ルールを尊重し、契約の精神を守る」「深夜12時に道を歩いても怖くない」「秋の道沿いに積もるアオギリの落ち葉が好き」「武康路のパン屋がお気に入り」など、上海を好む無数の理由が、開放的で包容な都市文化、精密管理の都市の品質に凝縮されている。


 優れた国際都市、上海を楽しむ


 ギリシャの建築士、コスタスさんは上海で11年生活している。彼が上海で構える建築デザインアトリエは世界各地、さらには故郷のアテネから注文を受けることもある。彼が以前、最も忘れ難かったのは、故郷のヨーグルトとオリーブオイルの美味しい味だ。「十年前は車で遠くのスーパーに行かなければ買えなかった。今はギリシャ産のヨーグルトや蜂蜜を、各種商店で目にすることができる」


 貿易利便化と税関改革はコスタスさんたちに懐かしい世界の味を届けている。NZ産の牛乳は月曜日に搾乳されると、水曜日には消費者のテーブルに届けられる。カナダ産の魚介類は36時間内に上海に直送される。外国人が集まる浦東新区では近年、都市生活の国際化の程度を示す「チーズ指数」というものが用いられている。これは政府の効率向上とサービス改善を促している。


 上海で無限の可能性を創造


 中国系米国人の楊安邦さんは創業者で、2001年に米国で創業すると、2005年に上海で創業を続けた。彼の創業プロジェクト「seedlink」の経営層は、英国、オランダ、米国など5カ国の人員で、社員の多くがベルギーやシンガポールなどを出身国としており非常に国際的だ。「中国はすべての国の創業者を非常に歓迎している。上海は特にそうで、ここでは無限の可能性を創造できる」


 開放継続、高度発展、幅広い舞台。魅力的な「中国のチャンス」により、黄浦江の畔は海外のイノベーターと創業者にとって「第二の故郷」になっている。上海は現在、グローバル企業の地域本部を634社誘致しており、うちアジア太平洋本部は72社、投資性公司は350社、研究開発センターは430社。


 上海新国際博覧センター有限公司のマイケル総経理は、「20年以上前に上海市の浦東に入居したが、これは正しい決定だった。ここの開放により、当センターはこの5年間で多くの国の出展者と主催者を集めた」と話した。40年以上の歴史を持つ米国の家電見本市「CES」は、2015年に初めて同センターにアジア支部を設立した。


 上海ニューヨーク大学卒業生のエルドアン氏は在学中、ルームメイトと共に、中国とトルコを結ぶ貿易会社を共同設立した。1年余りで、20万ドル前後の収入を手にした。「上海の優れた点は、いつでもどこでも潜在的な世界の貿易チャンスを見つけられることだ」


 間もなく第1回輸入博覧会が開幕するが、多くの外国人がこの「中国の急行列車」に便乗しようとしている。シンガポール事業連盟会長、Pacific International Lines会長の張松声氏は「輸入博覧会は上海だけではなく、中国、そして世界のものだ」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月19日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで