先月末、杭州で開かれたモビリティの未来を語る「第2回グローバル・フューチャー・モビリティ・カンファレンス」(GFM2018)。この席で、米テラフージアのクリス・ジャラン最高経営責任者(CEO)が、世界初の量産型「空飛ぶ自動車」の予約販売の受付を10月末にも開始すると明らかにした。
米テラフージアは、世界初となる「空飛ぶ自動車」を製造した企業で、中国大手自動車メーカー吉利控股集団の全額出資子会社。「空飛ぶ自動車」の販売価格はおよそ200万元。2019年にも納車できる見込みで、当面は米国のみで販売する予定だとしている。
同社によると、「空飛ぶ自動車」の地上走行モードと飛行モードとの切り替えは速やかに行え、1分もかからないという。浙江省杭州市の工業団地「臨江工業園」内にあるテラフージアの工場(建設中)で製造・仮組を行い、仮組後に米国で調整を行った後、顧客に納車となる。
空中飛行時は4気筒ガソリン・ターボエンジンで駆動し、最高時速は160キロに達する。地上走行時はガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド方式となる。同社によると、月内は後継モデルを展示し、2025年にも市場に投入する計画だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月19日