中国国家財政部(省)の公式サイトによると、同部が税関総署に、「第1回中国国際輸入博覧会開催期間中に販売される輸入品の税收優待政策に関する通知」を公表した。同通知によると、今月5日から10日まで上海で開催される第1回輸入博覧会開催期間中に販売した、合理的な数の輸入品に対する輸入関税は免除される。また、輸入付加価値税と消費税も3割安くなる。中国新聞網が報じた。
通知によると、輸入博覧会開催期間中に販売された合理的な数の輸入品(国が輸入を禁止している商品、絶滅危惧種の動植物やその関連商品、国が減税・免税はしないと定めている商品20種類、自動車は含まない)に対する輸入関税は免除される。輸入付加価値税と消費税も3割安くなる。これら税收優待政策は、輸入博覧会をサポートするための今回限定の政策だ。
通知は、一部の出展企業が利用できる上記の税收優待政策には販売限度額があり、規定の額を超えない輸入品だけに優待策が適用されるとしている。その他の出展企業が利用できる税収優待政策の販売限度額は2万ドル(1ドルは約 113.0円)で、具体的な企業リストは、輸入博覧会の実施機関である中国国際輸入博覧局、国家会展中心(上海)有限責任公司が作成する。
通知は、税收優待政策の販売限度額を超え、かつ海外に返却輸送されない商品に対しては、中国の関係規定に基づいて税が徴収されるとしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年11月2日