中国輸入博覧会は世界貿易における大きな出来事

中国輸入博覧会は世界貿易における大きな出来事。第1回中国国際輸入博覧会が5日、上海で開幕した。輸入博覧会のメリットは短期的なものではなく、長期的なものである。中国のこの行動はプラスの出来事として世界の貿易史に残るに違いない…

タグ:中国国際輸入博覧会

発信時間:2018-11-05 14:58:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 第1回中国国際輸入博覧会が5日、上海で開幕した。世界初の大型の国家クラス輸入博覧会となる。150以上の国と地域の3600社以上の企業が自社製品を出展するこの展示会は、参加企業にとって中国市場を拡大する絶好の機会と言える。


 これほど素晴らしいことなのに、言いがかりをつける西側メディアもある。例えば、輸入博覧会は中国の「ショー」、G7の指導者が応援に駆けつけず「もの寂しい」などと論じている。中には輸入博覧会と中米貿易戦を関連づけるメディアもある。しかし、輸入博覧会は2017年5月に「一帯一路」ハイレベルフォーラムで発表されたことで、当時は中米間に貿易戦はなかった。


 どうであれ、輸入博覧会は中国がグローバル貿易を促進するための積極的措置と言える。輸入博覧会は西側の指導者のためではなく、西側企業を含む全世界の企業及び輸入業者のために開催するものである。参加企業が最も多いのは日本で、続いて韓国、米国、オーストラリア、ドイツ、イタリアの順に多い。これは先進国の企業が輸入博覧会に意欲的であることを示す。


 貿易黒字の国や地域が輸入博覧会を行うとすれば、国際貿易のバランス促進につながる。一部の貿易赤字国は人のせいにせず、自国の企業が海外に自身の製品をアピールする機会が得られるよう促すべきである。情報がアンバランスな場合もあるが、輸入博覧会は需給双方にとって低コストでのコミュニケーションの場になる。


 中国は貿易黒字を長期維持しているが、黒字額が多すぎても中国にとって良くない。この道理は全社会の共通認識である。中国人の消費グレードアップ促進、生産進歩の推進のどの角度から見ても、質の高い製品の輸入の拡大にはメリットしかない。中国の一部の外貨準備を社会の総合進歩に転換するという現実的なニーズは、輸入博覧会の実現を促す内在的な原動力となった。


 中国は早くに広州で国家クラスの輸出博覧会を開催しており、その後に世界屈指の輸出大国になった。今回、輸入博覧会を開催することになり、輸入の拡大を促進すると確信している。中国内外の協力は相互理解、尊重、それぞれの前身につながる。


 輸入博覧会を長期的に開催すれば、中国の質の高い輸入促進の効果が現れ、中国の輸出入の均衡化を促すことになるだろう。輸入博覧会のメリットは短期的なものではなく、長期的なものである。中国のこの行動はプラスの出来事として世界の貿易史に残るに違いない。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月5日

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