アップルが四半期報告を発表した翌営業日の11月6日、アップルの株価は一時200ドルを割り、終値は2.84%安の201.59ドル、時価総額は9736億6000万ドルに減少した。アップルは1日に四半期報告を発表。営業収入は629億ドルで前年同期比20%増、純利益は141億2500万ドルで32%増だったが、翌営業日に株価は6.63%暴落し4年で最大の下げ幅となり、時価総額は1日で700億ドル以上減少した。
同期のiPhone販売台数は前年同期比ほぼ横ばいの4688万9000台。2018年9月、アップルは新商品3機種を発表し、iPhoneは値上がりし、うち最低スペックの中国大陸モデルは6499元からとなっている。高額・高利益の手法によりアップルは多くの消費者を失った。同社のスカリー前CEOは以前、現任のクックCEOは技術イノベーションを最優先せず、アップルをルイヴィトンやアウディのような高級ブランドにしようとしていると指摘。
業績発表と同時に、アップルは今後、iPhoneなど3大ハードウェアの具体的な販売台数を公表しないとした。アナリストは、アップルのこの動きは減少する販売台数を隠すためと見ている。ウォール・ストリートの多くの投資銀行がすでにアップルの目標価格を下方修正している。
複数の調査会社の統計によると、今年第3四半期の世界スマホ出荷台数ランキングでアップルは華為(ファーウェイ)より下のランクにいる。しかし、iPhoneの利益率は業界最高を維持している。市場調査会社Counterpointの調査報告によると、今年第2四半期のiPhoneの利益が世界に占める比率は62%だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月7日