中国の張佐駐バングラデシュ大使はこのほど、「2018年1-9月の中国企業のバングラデシュでの新規請負工事契約額は38億4000万米ドルに上り、当期の中国企業と南アジア諸国との新規請負工事契約額で最も多かった」と指摘した。
張佐大使は、バングラデシュの首都ダッカで8日に開かれた「中国・バングラデシュ関係、未来を探る」と題したシンポジウムで、「近年、中国・バングラデシュ関係の発展は急成長期に入っている。今年1-9月の2国間貿易額は139億米ドルに上り、前年同期比で19.3%増加した。中国の対バングラデシュ非金融類直接投資額は1億2000万米ドルに達し、同201.9%増加した」と述べた。
中国・バングラデシュ両国の今年の金融・電子商取引などでの協力は、新たな経済分野で大きな協力の余地があることを示した。具体的な事例としては、◇深セン証券取引所と上海証券取引所の中国連合がダッカ証券取引所の株式の25%を取得。◇アリババ傘下のアントフィナンシャルが、バングラデシュのモバイルマ決済会社bkashと戦略的提携で合意。◇中国銀聯傘下の銀聯国際が、バングラデシュのミューチュアル・トラスト・バンク(MTB)とカード発行・モバイル決済で提携、――などが挙げられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月10日