計画によると、嫦娥4号は面積の9割が月の裏側にあるエイトケン盆地に着陸する。鄒氏は、「エイトケン盆地は太陽系の固形の天体のうち最大かつ最も深い盆地で、直径はおよそ2500キロ、深さは約12キロある。その探査により、月深部物質の情報を得ることができる」と説明した。
月の裏側に行くことには、低周波電波天体観測というもう一つの重要な理由がある。「この目標は天文学者が夢にまで見たものであり、電波天文分野における最初の低周波観測となる」。鄒氏によると、地球の電磁環境の原因により、月の表側における低周波電波観測はあまり効果的でない。裏側は電磁環境が非常に優れており、宇宙科学分野の最先端である低周波電波天体観測及び研究に理想的な場を提供する。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年12月11日