中国国際商会の専門家は、「品種により輸入額と伸び率に差があり、中国の社会環境と人口構造の変化を側面から反映している。二人っ子家庭、消費グレードアップ、産業モデル転換、インターネットブーム下における新ビジネスモデルなどは、中国の輸入消費財の影響要因になっている」との見解を示す。
購入意欲を見ると、食品、ベビー・マタニティ用品、化粧品、時計・眼鏡、ジュエリーは消費者の購入意欲が高い。以前は「輸入品は良い」という考え方だったが、最近は安全・原料・品質・デザインなど多方面の要因を考慮し輸入品を選択するようになっている。
そのほか、中国の輸入拡大に向けた努力も目に見えてわかる。幾度もの自主調整を経て、中国の関税率は2017年の9.8%から7.5%に低下し、平均下げ幅は23%に達する。税関環境の合理化、越境貿易の便宜化により、中国の輸入にかかる通関時間は今年末に昨年の3分の1に短縮し、2021年末には半分になる見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月24日