消費高度化の新動向 男性も美を追究・海外製品が充実

消費高度化の新動向 男性も美を追究・海外製品が充実。

タグ:中国消費

発信時間:2019-01-10 17:53:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

10年前には、圧倒的多数の男性が洗顔クリームや乳液を使うのは男らしくないと考えていた。だが今や「構わなかった男性」も身だしなみに手をかけるようになり、多くの女性は、「質の高い暮らしが本当に身近なものになった」としみじみ感じている。2013年から17年にかけて、ネット通販では衣類・服飾品・靴類・カバン類が取引の最も多い項目だったが、ここ5年間の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)ではこれらの割合が低下を続ける一方、3Cデジタル製品(コンピューター、通信機器、消費電子製品)、家具・インテリア製品、美容・スキンケア製品などの割合が上昇している。こうした新たな原動力が中国の現在とこれからの中高速成長を徐々に支えるようになり、新たな消費高度化の主な現れとなっている。

輸入商品をみると、中国随一の越境輸入ECプラットフォームである天猫国際(Tmallグローバル)は現在、世界75ヶ国・地域から約3900品目、約1万9千種類の海外ブランド製品を輸入しており、このうち80%以上は中国市場に初めて進出したブランドだ。各国からやって来た多くの輸入商品を前にすると、まるで「地球村」にいるような感覚になる。18年12月28日、天猫国際は新年の発展計画を発表し、19年は事業展開を行う実験都市を新たに増やし、これまでの100万平方メートル級の保税倉庫を土台として拡大発展を続け、今後3年で保税倉庫を20ヶ所、海外倉庫を10ヶ所まで増やし、海外にある6つの調達センターからの商品輸出をバックアップするとの方針を明らかにした。

中国政府が越境EC小売輸入商品リスト(ポジティブリスト)の対象商品を増やすと、天猫国際は「二つの百計画」を打ち出し、19年にはP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)、ユニリーバ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなど100を超える海外大手グループブランドと提携すること、越境ECの取り扱い商品数を100万点以上に拡大して、中国の消費者の購買ニーズに全面的に応えることを目標に掲げた。こうした「世界を買う」といえるような勢い盛んな動きの背後には、中国市場の巨大な潜在力がある。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年1月10日


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