今週から全国で地方両会が開かれている。現時点で13の省・市が2018年の経済業績と2019年の目標を発表した。各省・市が発表した2019年のGDP成長率目標を見ると、目標区間の設定が今年の最大の特徴となっている。
経済の安定した運行をどのように実現するか。記者がまとめたところによると、多くの地域がハイテク産業、戦略的新興産業への投資に尽力し、「双高」(ハイテク、高成長)企業と「専精特新」(専業化、高精度化、特有化、イノベーション化)の潜在的トップの育成を目指す。
13部の政府活動報告で、北京、福建、河南、安徽、湖北などは成長率目標を同じ区間に設定している。
北京市発展改革委員会は、2019年のGDP成長率目標を6~6.5%に設定し、機能解消、環境整備、構造調整に大きな余地と精力を残し、安定成長・安定重視の活動基調を有利に進め、市場予期を合理的に誘導すると示した。
安徽省発展改革委員会の張天培主任は、19年のGDP成長率目標を7.5~8%に設定したのは安定成長の基調を堅持し、合理性を表し、質の高い発展という根本的要求を実行し、方向性を示し、小康社会の全面構築、関連性に着目したためだと説明。
以前の多くの経済会議では、区間調整の重要なシグナルが伝えられた。中国が国内外情勢の複雑化という状況に直面する中、政府が「経済成長率の一定の変動を認めた」ことを主に考慮したためである可能性がある。