張一鳴氏の字節跳動、羅永浩氏の快如科技、快播創業者の王欣氏の雲歌人工知能は15日に、自社のソーシャルアプリ「多閃」「聊天宝」「馬桶MT」を発表した。
多閃は「ショート動画+SNS」と位置づけられ、独自のアプリを使用する。これは頭条系がSNSに足を踏み入れたことを意味する。
馬桶MTは匿名ソーシャルサービスを強調するが、より独特な機能を持つ。具体的に見ると、ユーザーは馬桶MTで「ひそひそ話」を投稿し、「紅包」(祝儀)を出すことでアドレス帳の知り合いから質問に回答してもらうことができる。
聊天宝は利益創出型のサービスでユーザーの継続率を高める。他にもEC事業があり、現在は拼多多から提供されている。
取材に応じたSNS業界アナリスト、ショート動画アナリストは、次のような見解を示した。微信の強みは、人とSNSの関係に関する研究の掘り下げにある。このレベルから論じると、上述した3氏には微信を脅かす能力がなく、SNSによりアクセス数、知名度、資源を蓄積することで、優位性を保とうとしている。しかし微信も通信や決済などの大きな需要を満たすに留まっており、高齢者や若者のコミュニケーションなどのニッチ市場で駆け引きを展開することができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月16日