台湾メディアによると、2018年の中国大陸部の出国者数は延べ1億4000万人に達し、前年の1億2900万人より1100万人(13.5%)増加し、引き続き海外旅行者が世界最大の国となった。
台湾の『旺報』は1月15日、大陸観光研究院が発表した『2018観光経済運行総括系列報告』を引用し、2018年に大陸部の観光客は157カ国に行き、以前から人気があった目的地のほか、マイナーな国も人気を集めていると伝えた。
南極旅行者 大陸部が2割占める
報道によると、「一帯一路」中東欧旅行消費サミットが1月7日にハンガリーの首都ブタペストで開かれ、300人超が大陸部の海外旅行者の新たな消費傾向について話し合った。大陸文化観光部ブタペスト事務所の主任は、「観光業の発展、特に海外旅行の繁栄は大陸部開放の重要なシンボルである」と述べた。中東欧16カ国は大陸部公民の旅行先になり、中東欧を訪れた大陸部観光客は2013年の延べ28万人から17年には137万人に増加した。
記事によると、南半球の南極は中国大陸から最も遠く、行くのが困難な旅行先だが、2018~19年の旅行シーズンの大陸部観光客は延べ1万人になる見通し。南極を訪れる観光客の5人中1人が大陸部観光客ということになり、中国大陸は南極観光の「スーパー大国」になっている。
2018年の消費額は1200億ドル