宇宙の居住地、中国が世界に先駆け建設か

宇宙の居住地、中国が世界に先駆け建設か。中国最新の勇敢で恐れ知らずの使命が成功を収めれば、この国は初めて宇宙に人類の居住地を作る国になる…

タグ:嫦娥4号 探査機 宇宙 基地

発信時間:2019-01-15 14:55:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国最新の勇敢で恐れ知らずの使命が成功を収めれば、この国は初めて宇宙に人類の居住地を作る国になる。英デイリー・スター紙が伝えた。


 中国国家航天局の「嫦娥4号」探査機は今月上旬、月の裏側に上陸し、非常に興味深いペイロードを運び込んだ。同探査機の着陸機(今月11日に人類がかつて見たことのない月の裏側のパノラマ写真を撮影し、発表した)は蚕の卵、じゃがいもの種、水、酸素、栄養液を搭載している。これらの植物と動物が月ですくすくと成長すれば、喜ぶべき重大な意義を持つことになる。人類が火星などの星に宇宙の「居住地」を作る使命で、再び一歩踏み出すことになるのだ。


 この「月面小型生態系」の責任者である重慶大学副校長の劉漢龍氏によると、同実験は人類の月面基地建設や長期的な居住の知識を蓄積する。月面の気温差は氷点下100度から100度まで200度あり、この取り組みの最大の課題の一つになっている。


 中国教育部深宇宙探査共同研究センター副主任の謝更新氏によると、この生態系内では気温が1−30度に保たれ、かつ常に適度な湿度と栄養分が確保される。ライトガイドにより月面の自然光を取り込み、植物の成長を促す。劉氏によると、じゃがいもは未来の宇宙旅行者の主な食料になる可能性がある。


 しかしマット・デイモン主演の映画『オデッセイ』の説とはまったく異なり、人類の月やその他の星への「植民」は、じゃがいもの栽培だけでは不十分だ。国連は1967年に調印された宇宙条約で、宇宙の「領土」の主権を主張することをすべての国に対して禁じている。しかしながら中国は昨年、月に「月宮」を作る計画を発表した。


 アメリカ航空宇宙局(NASA)と米国のビジネス界の大物であるイーロン・マスク氏は、2030年代に火星に植民する可能性を検討している。しかし中国はこの競争で先頭に立ち、世界で初めて宇宙基地を建設する国になるかもしれない。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月15日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで