中国とパキスタン、4Gの「トップ」を共同建設

中国とパキスタン、4Gの「トップ」を共同建設。航空機がパキスタンのイスラマバード国際空港に着陸すると、記者の携帯電話の左上には「ZONG 4G」と表示された…

タグ:4G  パキスタン 市場 

発信時間:2019-01-15 14:50:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 航空機がパキスタンのイスラマバード国際空港に着陸すると、記者の携帯電話の左上には「ZONG 4G」と表示された。昆明市、北京市、イスラマバードと移動したが、4Gネットワークの切り替えはスムーズだった。空港周辺の高速道路からイスラマバードの市街地に入る一路、時おり「ZONG 4G」の広告を目にした。中国移動がパキスタンで展開する初の国際ブランドである「ZONG」は、中国らしさとパキスタンらしさを持ち、パキスタン3位のモバイル通信事業者に成長した。2014年にはパキスタンで初めて4G事業を展開した。同社の4G基地局は1万基に、4Gユーザー数は900万人に達し、業界一位となっている。4Gの「トップ」を実現した。


 中国移動は2007年に現地のPaktel社を買収しパキスタン進出を果たした。新企業の社名は「CMPak」。この中国資本の企業は設備面で国内の電気通信企業と差がなく、簡素で効率的で張り詰めた現代的な雰囲気が満ちている。ただ忙しく働いている従業員は、パキスタン人が多いだけだ。同社の責任者である王華氏によると、従業員3267人のうち中国人は0.8%の26人のみ。従業員の平均年齢は33歳で、8割が大卒以上の学歴を持つ。王氏は「パキスタン進出以降、中国移動は現地化という理念を貫いている」と話した。


 CMPakの人事と財務は中国側の人員が担当し、市場及び法律はパキスタン側の人員が担当している。11年間の発展を経て、同社はパキスタン3位のモバイル通信事業者になった。ユーザー数は3200万人以上、市場シェアは約21%で、2018年に経営目標を前倒しで達成した。売上は900億パキスタン・ルピー(1ルピーは約0.775円)


 「企業文化は多元的で、当社には多くの女性従業員がいる。私は完全に決定権を握っているため、チームを良く率いることができる」ナビラ氏は自信満々に、落ち着いて話した。同社のカスタマーサービス部門の責任者であるナビラ氏は、中国人・パキスタン人従業員にとって優秀な代表者だ。彼女は2007年に入社し、豊富な経験を持つ。コールセンター、ユーザー体験のビッグデータの収集・分析を管理している。「当社は非常にグローバル化されたチームだ。両国の従業員の文化的背景は異なるが、同じ事業を持つ。皆が共に相互学習し、交流のなか共に進歩している」


 王氏は「パキスタン側の従業員はZONGの重要な競争力だ。パキスタン側のチーム作りに力を入れたことで、企業の前進の基礎が築かれた。当社は通退勤のシャトルバスを手配し、女性従業員を送っている。従業員の安全を十分に保障している」と説明した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月15日

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