中国石炭工業協会はこのほど、「2018石炭業界発展年間報告書」を発表した。それによると、2018年末現在の全国の炭鉱総数は約5800カ所に減少し、平均生産能力は年間で約92万トンに拡大した。うち年産120万トン以上の大型炭鉱は1200カ所余りで、全体の生産量に占める割合は8割以上に達している。
同報告書によると、中国石炭市場の需給は昨年、ほぼバランスを維持した。中国の石炭消費が小幅増となった。全国石炭消費量は前年比1%増。
推計では、2018年の中国電力業界の通年の石炭消費量は約21億トン、鉄鋼業界は6億2000万トン、建材業界は5億トン、化学工業業界は2億8000万トンで、その他の業界の石炭消費量は約6000万トン減少した。石炭供給能力が拡大し、昨年の全国原炭生産量は前年比4.5%増の36億8000万トンに達した。石炭輸入量が増加し、9%増の2億8100万トンに達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月4日