グーグルとクアルコムが対アップル連合 5G競争に変化?

グーグルとクアルコムが対アップル連合 5G競争に変化?。

タグ:5G分野 端末の開発

発信時間:2019-03-04 14:02:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本メディアによると、アップルに対抗するため、グーグルとクアルコムは5G分野で距離を縮め、5G対応のスマホ分野において、クアルコムの半導体とグーグルのOSを搭載した端末の開発に重点を置いている。アップルを「共通のライバル」とする両社の連携は業界の競争構造を変える可能性もある。


 『日本経済新聞』ウェブ版の2月28日の報道によると、バルセロナのモバイル・ワールド・コングレス2019で開かれたクアルコムの記者会見にゲストとして出席したグーグルのボブ・ボーチャーズ副総裁は、「クアルコムと活力に満ちた5G経済圏を共同構築できることを嬉しく思う」と述べた。


 クアルコムは携帯電話用半導体と通信技術の分野で高いシェアを握る。両社の関係者は、「5Gスマホは両社を連合させる」と話す。これまでに発表されている5G携帯電話のほぼ全てがクアルコムの半導体を搭載し、OSはグーグルのアンドロイドシステムを採用している。そのほか、両社は「アップルのライバル」という点でも共通の利害関係にある。


 クアルコムは携帯電話用半導体市場において圧倒的優位性を有し、アップルは半導体技術の自主開発を強化している。双方は携帯電話関連の特許をめぐり激しい訴訟大戦を繰り広げ、最終的にアップルは2018年の新商品からクアルコムの半導体を採用しなくなった。OSに関しては、グーグルはアップルを最大のライバルとし、スマホ端末事業において、グーグルはアップルを追っている状態である。


 アップルは5G分野で劣勢にある。クアルコムに代わるインテルは、2019年末までに5G半導体を供給できないと予想する。また、アップルが年内に5G対応のiPhoneをリリースする可能性はゼロに近いという分析もある。一方、クアルコムとグーグルが手がける端末は早くて2019年5月に発売される。


 「連合」の中でOAを開発するグーグルはこれをチャンスと考えている。クアルコムの記者会見で、グーグルの役員は「5G携帯電話の発展はアプリの開発がどれほど進んでいるかで決まる。iPhonemp5G空白期に関連ソフトを強化すれば、アップルより優位に立てる」と述べた。


 始まったばかりの5G分野において、グーグルとクアルコムがどれほど支配力を獲得できるかは未知数だが、アップルの遅れは同社が誇る「経済圏」に予想外の破綻をもたらす可能性がある。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月4日





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