全人代代表、中車株洲電力機車有限公司会長の周清和氏は3日、中国が完全に独自の知的財産権を持つ初の商用化3.0版リニアモーターカーの開発が急ピッチで進められており、2020年年初のラインオフを計画中と明かした。この自動運転のリニアは、設計上の時速が200キロで、全世界の同級速度リニア交通システムの空白を補うことになる。
周氏によると、時速100キロの1.0版や時速160キロの2.0版と比べると、0.3版列車は技術面で新たな進展を実現する。非接触型給電を採用し、けん引モーターは当初の短固定子非同期モーターを長固定子同期モーターに変更する。けん引インバーターも車体の底部から地上に移される。
周氏によると、最新のリニアには「最強のブレーン」が搭載される。地上運行制御システムで制御し、自動走行を実現する。列車・地上ワイヤレス通信、オンライン状態モニタリング、ビッグデータ分析などの技術により、列車・レール・給電など各方面の故障をリアルタイムで診断し、自動運転の安全性を信頼性を保証する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月4日