革新による発展のけん引
政府活動報告は、科学技術のサポート力を強化し、基礎研究と応用基礎研究への支援を拡大し、オリジナルの革新を強化し、重要中核技術の難関突破を強化するとした。企業を主体とする産学研一体化革新メカニズムを健全化する。会期中、技術のボトルネックの解消、革新けん引及び科学技術成果の転換の強化など数多くの課題が、代表が熱心に議論する対象となった。
革新けん引はまず基礎的かつ独創的な科学研究を拡大する必要がある。全人代代表、中山大学校長の羅俊院士は「国は基礎研究の戦略的な手配を絶えず強化しており、基礎研究への投資が持続的に拡大している。中国が基礎科学研究で重大な進展を実現するため基礎を固めた」と述べた。
同時に企業も革新において主体としての力を発揮しなければならない。全人代代表、小米集団会長兼CEOの雷軍氏は、「企業は減税・費用削減で手にした優遇とボーナスを研究開発のさらなる拡大に用い、高品質製造の能力をさらに強化し、着実に製品をより良くしていくべきだ」との観点を示した。
科学技術革新には人材が必要だ。全人代代表の丁烈雲院士は、すべての科学技術競争の本質は人材の競争と指摘した。
安定しつつ前進
国際情勢がいかに激しく変化しようとも、世界経済構造にどのような深い調整が生じようとも、中国はここにあり、安定しつつ前進を求め、着実に前に進む。中国は実務的な精神により自らの発展の道を歩んでいる。自らの実力と胆力により、日増しに世界の舞台の中央に近づいている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月18日