中国国債は、ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合指数(Global AGG)が組み入れを決定したのに続き、FTSE世界国債指数(WGBI)とJPモルガンのグローバル新興国債券多様化指数(GBI-EM GD)にも組み入れられる見通しだ。今後は、国債と政府系金融機関債券のほかにも、社債や地方債を含む中国の債券が相次いでグローバル指数に組み入れられる可能性がある。
中国国債については今後、FTSEグローバル国債指数(WGBI)やJPモルガングローバル新興国国債多様化指数(GBI-EM GD)が組み入れるとみられている。
「投資チャネルの拡大を図る政策措置の実施が、JPモルガンのGBI-EMとFTSEのWGBIを含む主流グローバル債券指数の人民元建て債券の組み入れ検討につながっている」とJPモルガン中国地区CEOの梁治文氏は説明する。
FTSEは今年9月、WGBIによる中国国債の組み入れ可否に関する結果を公表し、年末までに中国社債の組み入れを検討することも予定している。