JPモルガングローバル指数グループは、中国国債が世界三大固定利付スタンダード指数(GBI-EM GD、Global AGG、WGBI)に組み入れられれば、2500億米ドルから3000億米ドルの資金流入が見込まれると試算している。
Global AGGが組み入れる中国の債券は増える見通しだ。ブルームバーグ指数業務グローバル責任者のティーブ・バークレー氏は、国際格付機関が中国市場に参入するなか、グローバル指数の社債組み入れが加速するとの見方を示した。今後は同社も、地方政府債や資産担保証券(ABS)の組み入れを検討すると説明。中国の住宅ローン市場が発展するなか、モーゲージ証券(MBS)の組み入れを検討する可能性も示唆している。
UBSアセットマネジメント・アジア太平洋債券責任者のハイデン・ブリスコー氏は、ブルームバーグが中国国債を指数に組み入れれば、FTSEとJPモルガンなど他のインデックス運営企業も中国をグローバル債券総合指数に組み入れると予想。これにより、他のスタンダード指数の投資家が中国国債のポジションを増やすとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月2日