中国財政部の劉昆部長は12、13両日に米ワシントンで開かれた第99回世銀・IMF合同開発委員会に出席し、「中国は引き続き市場参入条件を大幅に緩和し、知的財産権の保護を強化し、新たに打ち出した『外商投資法』を厳格に施行し、より大規模な減税・費用削減を行う。より魅力的な投資・ビジネス環境を作る」と述べた。財政部のウェブサイトが14日、伝えた。
劉氏は次のように表明した。
現在の中国経済は高成長から高品質発展に転じる流れを加速しており、経済構造が引き続き改善されアップグレードしている。新たな動力が引き続き勢いよく成長し、消費のけん引力の強化が続いている。中国は今年、積極的な財政政策をさらに強化し、効果を拡大し、大規模な減税・費用削減を行う。第1四半期の経済成長は幸先の良いスタートを切った。
中国と世銀は互いに重要な発展パートナーだ。中国は発展途上国で、依然として発展のバランスが不十分という問題に直面しており、経済・社会発展分野にはなおも多くの難点と課題が残されている。中国は引き続き世銀の貸付プロジェクトと知識の協力を担い手とし、改革深化と開放拡大の重点分野で世界の経験を導入し、革新駆動と高品質発展を促進しようとしている。中国側は「一帯一路」イニシアチブ、地域協力、南南協力などのプラットフォームを通じ、世銀の2つの目標と国連の2030アジェンダを実現するため積極的に貢献していきたい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月19日