中国商務部の高峰報道官は18日の定例記者会見で、2019年1~3月の中国の外資導入額は緩やかな増加基調で推移し、構造の最適化が進んでいると明らかにした。
1~3月に中国で新たに設立された外資系企業の数は9616社、外資利用額は実績ベースで前年同期比6.5%増の2422億8000万元(3.4%増の358億ドル)に上った。うち3月単月の外資利用額は実績ベースで前年同月比8%増の951億7000万元(4.9%増の141億1000万ドル)だった。
これについて、中国国際経済交流センター経済の研究部の劉向東・副研究員は『証券日報』の取材に応じ、「中国は外国人投資家の投資先として相変わらず人気があるためだ」と説明。経済成長の余地が大きいということ以外に、ここ数年、ビジネス環境の最適化が進んでいることが挙げられ、中でも参入前内国民待遇とネガティブリスト管理制度の実施、グローバルスタンダードへの接近、外資による直接投資の拡大が大きな理由だと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月19日