ファーウェイ創業者、ドイツと「スパイ活動封印協定」の締結に意欲

ファーウェイ創業者、ドイツと「スパイ活動封印協定」の締結に意欲。当社は先月、ドイツ内務省の高官と会談した際に、ドイツ政府とスパイ活動を封印する協定に署名する意向を示し、ネットワークにいかなるバックドアも設置しないと約束した…

タグ:5G ファーウェイ 任正非 テック企業

発信時間:2019-04-19 13:46:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ドイツ2大経済メディア『ビルツシャフツボッフェ』と『ハンデルスブラット』は17日、ファーウェイの創業者である任正非氏が2社のインタビューに応じた際に、ドイツ政府と「スパイ活動封印協定」を結ぶことで、ファーウェイがドイツの5G建設に参加することによる安全面の懸念を払拭したいと表明した。米国が同盟国に5G建設からファーウェイを「除外」するよう求めていることについて、ドイツ連邦ネットワーク庁プレジデントのJochen Homann氏は先ほど、ファーウェイを含むすべての設備サプライヤーは除外されるべきではないと表明した。


 報道によると、任氏は「当社は先月、ドイツ内務省の高官と会談した際に、ドイツ政府とスパイ活動を封印する協定に署名する意向を示し、ネットワークにいかなるバックドアも設置しないと約束した。当社が製品にバックドアを設置していれば、170数カ国に進出できたはずがない。中国は当社に対して、設備にバックドアを設置し他国の情報を監視もしくは盗むよう法律で求めていない。中国の指導者は先ほど両会でこの点について再言及したばかりだ」と述べた。


 米国は昨年より安全を口実に、同盟国に5G建設からファーウェイを除外するよう圧力をかけている。17日付『ハンデルスブラット』によると、任氏はこれについて米国を厳しく批判し、米国の批判は「おとぎ話に過ぎない」と述べた。任氏はインタビューで、米国がファーウェイにこれほど厳しくなるのは「追い越されたくないから」と推測した。「不幸にも米国は5G技術を戦略的な武器ととらえている。彼らにとっては原爆のようなものだが、これは実際には異なっている。当社は5Gの蛇口のようなもので、データをスムーズに流動させる」


 米ブルームバーグの18日の記事によると、在ドイツ米国大使は、ドイツがファーウェイを5G建設に参加させれば、ドイツと米国の情報共有に影響が生じると脅した。しかしドイツ情報システムの当局者は同メディアに対して、「米国側の脅しは政治的ショーに過ぎない。米独の情報システムは強く相互依存しており、干渉を受けることはありえない。ドイツの情報機関は米国の同業者から利益を得ると同時に、米国側に欧州、ロシア、中東の多くの情報を提供している」と述べた。記事はドイツのこの態度について、米国政府がスパイを理由に同盟国にファーウェイを禁止することが困難であることを浮き彫りにしていると論じた。

 

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