中国が引き続き世界経済の「エンジン」に

中国が引き続き世界経済の「エンジン」に。中国の経済成長はどれほどの力を持つのだろうか、今後はどうなるのだろうか――ワシントンで開催中のIMF・世銀春会合に、経済学者と関係者が集まった。上述した問題は出席者の注目の焦点の一つになった…

タグ:経済 予想値 成長率 高度成長

発信時間:2019-04-21 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の経済成長はどれほどの力を持つのだろうか、今後はどうなるのだろうか――ワシントンで開催中のIMF・世銀春会合に、経済学者と関係者が集まった。上述した問題は出席者の注目の焦点の一つになった。


 IMFは9日に発表した最新の「世界経済見通し」の中で、中国の今年の経済成長率の予想値を1月より0.1ポイント引き上げ6.3%に調整した。IMFの張涛副専務理事は記者に「中国は主要経済体の中で唯一、成長率の予想値を引き上げられた国だ。6.3%という水準は、IMFの今年の世界5大経済体の予想値のうち最高で、中国は引き続き世界5大経済体をけん引する。中国経済は引き続き世界の成長の主要エンジンの一つになる」と話した。


 中国経済は長年に渡り実際の成績と輝かしいデータにより、世界経済に絶えず積極的なエネルギーを注ぎ込んでいる。IMFは春会合で、現在の世界経済情勢を「微妙な時」と形容した。中国はこれまで通り、有利な要素をもたらした。


 世界経済の「微妙な時」を迎え、IMFは今年の世界経済の成長率の予想値を3.3%に再度引き下げた。また世界の約7割の経済体の経済成長率が前年を下回ると予想した。その一方で、今年の経済成長率を下方修正するに至った要素には現在、積極的な方向に転じる兆しがある。IMFは多くの積極的な要素のうち、中国政府が適切な時期に積極的な財政政策と穏健な金融政策を講じ、熟練したマクロ経済調整能力を示したことで、中国の経済成長の穏健と柔軟性を維持したと判断した。


 IMFのラガルド専務理事は11日の記者会見で、「観察されているように、長年の経済高度成長を経てやや緩慢になる見通しだが、当然ながら高品質成長にも転じる」と話した。IMFの関係者は記者に「中国政府には経済成長を安定させる十分な政策ツールがある。成長が緩慢な先進国やその他の新興市場国と比べると、中国の経済成長率は徐々に低下するが力強い成長を実現し、持続可能な水準に向かい邁進する」と述べた。


 中国経済が市場に自信をもたらしたほか、中国の貧困削減の成果も春会合の会期中に注目を浴びた。世銀のデービッド・マルパス総裁は11日、初の記者会見で「中国は極端な貧困の削減で大きな成功を手にした。中国の貧困削減の経験と見解は他国にとって参考になる」と話した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月21日

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