中国財政部が発表した最新データによると、今年1−4月の中国の一般公共財政予算収入は前年同期比5.3%増の7兆2651億元となった。うち税収は4.6%増の6兆3692億元、それ以外は10.3%増の8959億元。
また、1−4月の中国の一般公共財政予算支出は15.2%増の7兆5667億元。うち中央一般公共財政予算本級支出は14.9%増の1兆300億元、地方一般公共財政予算支出は15.2%増の6兆5367億元。
全体的に見ると、1−4月の全国の財政収支は安定的であり、主に次の特徴が見られた。
(一)現在の経済運営が全体的に安定しており、安定しつつ前進していることを反映した。国内付加価値税、国内消費税、企業所得税など主要税目が安定増を維持した。これは工業生産、消費、固定資産投資などの主要マクロ経済指標と合致する。
(二)減税・費用削減政策の持続的な効果を反映した。税目のうち、国内付加価値税、個人所得税、輸入貨物付加価値税、消費税、関税などの伸び率が前年同期と比べ大きく低下した。税収以外の費用削減に関連する教育費付加などの特別収入、行政事業性費用収入が減少した。
(三)効果的かつ積極的な財政政策の実行が強化された。より大規模な減税・費用削減を実施すると同時に、全国財政支出がさらに拡大された。1−4月の全国一般公共予算支出の伸び率は、前年同期を4.9ポイント上回った。貧困脱却攻略戦、「三農」(農業・農村・農家)、構造調整などの国民生活重点分野の支出が高い伸び率を維持した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月9日