春和景明の季節に北京で開催された二つの国際盛会が、中国経済の新たな『態』と『度』をはっきりと示した。2019年中国北京世界園芸博覧会(世園会)で中国は、生『態』(エコ)文明の基盤をつくり、グリーン発展の道を歩む決意を明らかにした。第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムでは、重大措置を講じて開放『度』を上げる約束をした。
この新たな『態』と『度』は、中国経済の魅力を持続的に向上させる。よりグリーンで開放された中国が、世界に一層大きなチャンスをもたらしている。
グリーンの道
北京世園会の中国館は、「如意」のような形をし、鉄骨造の屋根に千枚以上の太陽光パネルが照明用に設置された。同じようなグリーン・省エネの理念と設計が会場内のいたるところでみられた。
来場者が中国館を見物する様子(4月29日、新華社記者の殷鋼氏撮影)。
北京世園会は、中国生態文明建設のダイナミックな縮図となる。ここ数年の間に生態文明建設が憲法に記され、グリーン発展が「五大発展理念」に加えられた上に、実際の行動・措置に移されたことで、グリーン発展に対する中国の意思は誰の目にも明らかとなった。
「中国はグリーン発展推進の手本だ」。国際園芸家協会会長のベルナード・オストロム氏は、北京世園会の開幕式で、中国の生態文明建設の成果を称賛した。
「中国は持続可能な発展の道を歩むことに注力し、世界の生態文明建設において日に日に重要な作用を発揮している」。西側諸国で最も早く「グリーンGDP」概念を打ち出した学者の一人で、米国芸術科学アカデミー会員のジョン・コッブ・ジュニア氏は『新華社』記者の取材に対し、このように話した。