中国の中古車輸出が正式に始まった。北京市、天津市、上海市などの10省・直轄市が第1陣の中古車輸出事業の地区となった。業界内の専門家は、これは中国の貿易総額の増加を促し、国内中古車市場を活性化させ、国内自動車消費市場の活力を引き出すと判断している。
商務部、公安部、海関(税関)総署は6日、中古車輸出専門会議を開催し、中古車輸出を正式に開始した。商務部はさらに第1陣となる中古車輸出事業の地区を発表した。これには北京市、天津市、上海市、浙江省(台州)、山東省(済寧)、広東省、四川省(成都)、陝西省(西安)、青島、マカオなどの10省・直轄市が含まれる。
中国の中古車(完成車)輸出事業は現在、ほぼゼロの状態だ。中古車輸出の開始は、中国自動車産業の輸出の歴史において節目となる重大ニュースであり、重要かつ深い意義を持つ。
全国工商聯自動車ディーラー商会の李響会長によると、中古車輸出を開始し、毎年1台あたり平均6万元の自動車を毎年100万台輸出するならば、600億元の輸出額が生まれる。また中古車輸出は自動車部品、メンテナンスサービスの輸出を促し、貿易総額を持続的に拡大させる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月11日