中国では自動車の購入者が減少し、購入する年齢層にも変化が生じている。データによると、昨年の購入者のうち「90後」(1990年代生まれ)の増加が著しく、すでに「70後」を上回り全体の16.7%を占めている。最も顕著なのは自動車ネット通販だ。「2018天猫自動車オーナー報告書」によると、90後が自動車のネット通販の絶対的な主力軍になり、全体の48%を占めている。2025年には90後の消費者が市場全体の54%を占めることになる。フィナンシャルタイムズ(中国語サイト)が伝えた。
そのため今や自動車メーカーは「若年化」をアピールし、デザイン・スペック、アフターサービスで「若年化」、ハイテク感、クロスオーバーを強調している。誇張したウリ文句、猟奇的なサービスの理念などで、若い消費者の心を打とうとしている。彼らは中国の90後の自動車消費市場における次の2つの特徴に注意している。
(一)ブランドを盲信しない。大多数の90後の観念はもはや閉鎖的ではなく、新しい物事を受け入れようとする。そのため彼らは多くの80後のように、世界的に有名なブランドを盲信したり、ひたすらコストパフォーマンスを追い求めることはない。彼らは質が高く興味深いブランドを好み、自国のブランドへの興味が増している。
90後は人気商品に群がりやすく、人気ミルクティや人気店などが生まれている。しかし彼らは個性を好み、ニッチブランドが好評を博している。服がかぶらない、同じ整形手術を行わないことが同じく重要になっている。これは自動車市場でも同様だ。興味深い製品であれば、90後の注目の的になりうる。彼らは、楽しければそれでいいと考える。
(二)金融サービスを受け入れやすい。各業界の調査報告書の間で最も一致しているのは、90後は他の世代よりも価格に鈍感で、ローンや分割払いを受け入れやすいという点だ。