域外機関は近年、中国の債券、株、ファンドの買い増しを続けている。国家外貨管理局の統計によると、域外機関の保有規模(合計)は2014年末の2192億ドルから2018年末の4448億ドルに拡大し、103%増となっている。うち保有する債券の規模は1085億ドルから2638億ドルに拡大し143%増。域外機関は今年第1四半期に中国の債券を95億ドル買い越し、前年同期及び前四半期と比べ大幅に拡大した。
中国の債券市場の外資に対する魅力は、中国の対外開放拡大の決意、推進中の一連の改革措置によって生まれている。これによって中国の金融市場は外資に対する魅力を増している。国家外貨管理局が発表したデータによると、同局は今年4月にQFII(適格海外機関投資家)9社に計42億ドルの投資枠を割り当て、RQFII(人民元適格海外機関投資家)5社に計97億ドルの投資枠を割り当てた。今年に入り13社のQFIIに計47億4000万ドルの投資枠を割り当てており、昨年通年の総額を上回った。12社のRQFIIに計240億ドルの投資枠を割り当てており、昨年通年の半数を上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月16日