追加関税で中国を封鎖するのは不可能=元セルビア大統領

追加関税で中国を封鎖するのは不可能=元セルビア大統領。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2019-06-27 13:33:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 2019年バク―国際フォーラム北京ハイレベル会議が先ごろ北京で開催された。元セルビア大統領のボリス・タディッチ氏は、会期中に『新華社』の単独取材に対し、中国が世界の経済成長を促進した上に、グローバルガバナンス改善と世界平和維持の大きな力となっており、追加関税で中国を封鎖しようとすることはできないとの見解を示した。

 

 新華社:中国が世界平和と発展の維持に貢献していることについて、あなたはどのように評価しているか?

 

 タディッチ氏:中国はずっと、世界平和を維持するための大きな力となっている。「一帯一路」構想によるインフラ建設協力は、多くの国に恩恵をもたらし、世界の平和事業に貢献している。同構想は、様々な国に平等な成長機会をもたらし、世界の発展不均衡の問題を解決している。

 

 「一帯一路」は、経済とインフラ建設の構想にとどまらず、外交活動の重要なプラットフォームとなって、新たな多国間協力メカニズムの形成を促進し、国際ガバナンス秩序を改善する。

 

 新華社:世界的に自国中心主義と保護主義が台頭するなか、中国政府は多国間貿易システムを維持する方針を堅持し、経済グローバル化と自由貿易を積極的に支えている。あなたは、中国政府の貿易における立場と政策をどのようにみているのか?

 

 タディッチ氏:世界的に最も早く自由貿易と自由経済を提唱した米国が、今になって中国の封鎖を試みるとは想像できなかった。

 

 世界貿易機関(WTO)などの機関は、人類・文明の共通の支柱となっている。私は、多国間貿易メカニズムを維持する中国の決意を高く評価している。経済制裁と追加関税を通じて中国を封鎖する試みは、上手く行かないだろう。上手く行かないだけでなく、その逆の結果を招き、自身の経済に大きなマイナスの影響を及ぼすはずだ。

 

 これらを踏まえて私は、中国が現在の発展戦略を継続し、世界経済の発展に貢献してほしいと考えている。中国市場の開放が続き、自由貿易が進むことを期待している。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月27日


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