中国の発展をめぐり来賓は、グローバル経済における中国経済の作用に関する激論を交わし、中国の発展モデルについて話し合った。中長期的に、中国経済は持続的に上向く見通しだ。その要因の一つは、中国に大きな内需があり、膨大な人口と着実に向上する生活の質が消費を牽引し続けていること。もう一つは、中国がハイクオリティな発展モデルへと転換し、この転換が中国の各産業を推し進め始めており、ある程度の期間を要するが、世界の全産業チェーンを抱える国にとって、教育と科学技術が進歩すれば、産業高度化が妨げられることはないと指摘された。
また、中国は最近、市場開放を一層進める方針を発表し、市場開放の促進、主体的な輸入の拡大、ビジネス環境の持続的な改善、平等な待遇の全面実施、経済貿易談判の推進という五つの措置を打ち出した。これらは、中国がすでに発展のペースを調整し始め、グローバル化の市場システムに適応し、溶け込んでいることを示す。
総括すると、いかなる障壁も流れに逆らうもので、各国の規制緩和と関税引き下げはグローバル化の避けて通れない道となる。中国もチャンスをつかんで市場化を推進しており、金利市場化と人民元国際化の着実な実現と国際会計基準への対応を進め、世界で科学技術が進歩するなか、イノベーション能力を向上させつつ国際メカニズム体系に溶け込み、最終的に世界各国と協力、互恵・ウインウインを実現する必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月6日