中国の再生可能エネルギーによる年間発電量は増加し続け、「棄水」、「棄風」、「棄光」などの廃棄ロスは大幅に緩和され、再生可能エネルギーの有効利用率は向上している。
具体的には、風力発電所は政策切り替え期にあり、中でも海上風力発電所の建設は加速化し、業界の景気度は上昇し続けている。太陽光発電は急成長を維持し、平価の電力料金を前倒しで実現する見通し。
水電水利計画設計総院が北京市で発表した『中国再生可能エネルギー発展報告2018』によると、2018年の全国の再生可能エネルギー発電量は前年同期比加10.1%増の1兆8670億キロワット時に達し、全発電量の26.7%を占めた。揚水発電所、龍頭ダム発電所などのピークシフト電源および分散型電源の建設は加速化し、「棄水」、「棄風」、「棄光」などの廃棄ロスは大幅に緩和され、再生可能エネルギーの有効利用率は向上している。
報告によると、2018年末時点で、中国の水力発電の設備容量(揚水発電を含む)は3億5200万キロワット、建設中の設備容量は約9100万キロワット、年間発電量は1兆2300億キロワット時に達する。風力発電の設備容量は1億8400万キロワット、年間発電量は3600億キロワット時、太陽光発電の設備容量は1億7400万キロワット、年間発電量は1775億キロワット時。中国の水力、風力、太陽光発電の設備容量は世界一を維持し、再生可能エネルギーの比率は著しく向上している。