7月9日から10日にかけて、香港で「中米経済貿易関係:現状と見通し」国際シンポジウムが開かれ、中国、米国、およびアジア太平洋地区から政界関係者、実業家、シンクタンクの学者約40人が講演者として招かれた。出席者は、中米関係は世界で最も重要な二国間関係であり、双方の利益の高度な融合、幅広い分野での協力、食い違いは平等な対話と話し合いを通して解決する必要があるとの見解を示した。
主催機関の1つである中米交流基金会の董建華主席は記者に対し、今回のシンポジウムでは豊富な成果があり、出席者は中米貿易関係の健全かつ良好な発展について提言し、G20サミットの成果、投資環境、科学技術イノベーション、マクロ政策などの一連の課題をめぐり、深く率直な交流を行ったと話した。
今回の香港シンポジウムでの成果について、中国国際経済交流センターの魏建国副理事長は、「出席者は誠実かつ率直に交流し、内容は広範に及び、対話の角度は斬新で、プラスエネルギーに溢れていた。世界経済情勢がはっきりしない中、中米は手を取り合って新しい交流方式を築き、相互信頼を深め、パイを大きくし、経済の全面的な発展を促すべきである」と述べた。
米共和党前上院議員のマーク・カーク氏は、中米経済貿易交渉の見通しは依然として良好であり、双方が実務的協力という態度を堅持し、互いに関心を寄せる問題を解決し、対話を強化すれば、貿易交渉で合意に達するエネルギーを蓄え、相互利益・ウィンウィンの成果を上げることができるとの見解を示した。