関係筋から得た情報によると、中米両国政府は、6月の主要20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせた米中首脳会談での合意内容を実行に移すもようだ。
米国側は先ごろ、中国からの輸入品のうち110品目について、追加関税の適用除外品目に加えると発表。併せて米国企業から中国企業への供給を引き続き促進する意向も示した。
一方、関係筋によると、中国企業も国内市場の需要動向をみて、米農産物を買い入れる方向で検討している模様だ。米輸出業者に農産物価格の問い合わせを行ったほか、国務院関税租税法委員会の関連規定に基づき、買い入れ分の追加関税について、適用除外を申請したという。同委員会は近く専門家らを集めて、企業側から出された申請を審査するとみられる。
国内の消費者ニーズに応えるため、中国企業は市場ニーズに合った一部の農産物を引き続き米国から輸入する意向だ。中国側の関係部門は、 「米国も中国に歩み寄り、合意内容を真摯に履行することを希望する」と述べたという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月22日